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≪Chapter of Yanesen lineup≫
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経王寺


経王寺は、明暦元年創建の日蓮宗寺院だ。
なんでも、新堀村の豪農冠勝平(名主一族の祖らしい)が寺地を寄進し、堂宇を建立したのだとか。
幕末になり、上野戦争の際には、敗走した彰義隊士をかくまったため新政府軍の攻撃をうけ、山門には今も銃弾の痕が残っている。
(左)左端が、諏訪台通り。
(右)山門に残る銃弾の跡。蜂の巣という感じではなく、銃撃は散発的なものだったようだ。

経王寺 経王寺

(左)本堂。
(右)大黒堂。日蓮上人の作と伝えられる大黒天が祀られているらしい。

経王寺 経王寺

(左)創業大正2年らしい老舗の「谷中せんべい」。
(右)この先、御殿坂はJR日暮里駅に続く坂だ。右手は谷中霊園で、左手には、月見寺 本行寺がある。



月見寺 本行寺(永井尚志の墓所)


本行寺も、江戸の行楽地「ひぐらしの里」で“月見寺”の異名をとる人気の景勝地だった。
本行寺は、大永6年、太田道灌の孫太田資高によって戦国時代に建てられたという日蓮宗寺院だ。
江戸城内平河口に建立され、江戸時代に神田・谷中を経て、宝永6年に、当地に移転とあるので、谷中に多かった神田からの引っ越し組だ。

本行寺 本行寺

(左)「陽炎や道灌どのの物見塚」小林一茶の歌碑。当時の住職が俳人と交流があり、小林一茶もここの常連だったらしい。
(右)道灌丘碑。戦国時代に太田道灌が斥候台を築いていたんだとか。

本行寺 本行寺

(左)墓地には、史跡となっている墓所がいくつかある。
(中)永井尚志の墓。大目付・外国奉行・軍艦奉行・若年寄などを歴任した幕府の旗本。
幕府の使者として、交渉の最前線に立っていた人物で、函館戦争まで戦い抜いている。
(右)美濃加納藩の第5代藩主永井尚典の墓。

本行寺 永井尚志の墓 永井尚典の墓

(左)美濃加納藩の第6代(最後)の藩主永井尚服の墓。
(中)江戸時代の儒学者らしい市河寛斎の墓。
(右)江戸時代の書家らしい市河米庵の墓。

永井尚服の墓 市河寛斎の墓 市河米庵の墓

延命院


本行寺から道を少し引き返すと経王寺の先に、時代劇などでお馴染の「延命院騒動」で知られる延命院がある。
その延命院騒動は、享保年間に発生している。
当時の延命院住職 日潤(日道)というのが、なかなかのイケメンであったらしく、奧女中などを寺に引き込んでご乱行におよび・・・
まあ、そんな話なのだが、最後は、寺社奉行 脇坂安董に踏み込まれて日潤は死罪になっている。
延命院は、慶安元年に創建された日蓮宗寺院で、七面堂の七面大明神が信仰を集めていたという。
(右)この「椎の木」は、江戸名所図会にも記載がある古木で、樹齢600年を誇る都の天然記念物だとか。

延命院 延命院

(左)本堂。
(右)本堂の横に、隠れるように小さい墓がある。墓碑銘は「行碩日潤聖人」。

延命院 延命院

延命院を出て、ゆるやかな坂を下っていく。
この先、左側の道は、延命院の七面大明神に由来するという「七面坂」で、蛍沢の長明寺や宗林寺方面へと続く。
右側の道は、「谷中銀座商店街」へと下りていく坂だ。



谷中銀座


「夕焼けだんだん」なる階段を下りると谷中銀座商店街に入る。
谷中銀座の住所は、谷中であるが、日暮里3丁目と谷中3丁目の境を千駄木3丁目に下りる坂道である。
メディアで取り上げられる事も多い昭和の商店街であるが、もちろん江戸時代には存在していない。
当時の江戸には、七面坂しかなく、この道自体がなかったようだが、ちょうど谷中の宗林寺と新堀村の境にあたる場所だ。

谷中銀座 谷中銀座

(左)時折、買いに行く後藤の飴。
(右)白黒のヤナカネコ。

谷中銀座 谷中銀座

決して大きな商店街ではないが、休日ともなれば多くの人で賑わう。

谷中銀座 谷中銀座

やはり、谷中は猫の街らしい。

谷中銀座 谷中銀座

各店の上では、谷中名所が紹介されている。
(左)ありし日の天王寺五重塔。
(右)観音寺の築地塀。

谷中銀座 谷中銀座

(左)日暮里富士見坂。
(右)山岡鉄舟の寺、全生庵。

谷中銀座 谷中銀座

「谷中銀座」を下りると「よみせ通り」という商店街に出る。
このあたりは、もう下駒込村で、昔は、藍染川が流れていた。
この後は、不忍通りを渡った側の千駄木に向かう。

よみせ通り よみせ通り

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