≪ Chapter of Siba.Atago lineup ≫
浜離宮→芝離宮→
芝大神宮→増上寺→
芝東照宮→
妙定院→金地院→
青松寺→NHK放送博物館→
愛宕神社→栄閑院
浜松町の名前の由来は、元禄の頃に浜松出身の権兵衛さんが名主になったからだとか。
JRの浜松町駅北口方面に旧芝離宮庭園はある。近いというより真隣にある。
ここも、浜離宮同様、江戸時代の大名庭園をルーツとする回遊式泉水庭園であるが、歴史的な経緯もやや似ている。
明暦の頃、時の老中 大久保忠朝が屋敷地を拝領したことに始まり、幕末には紀州徳川家の別邸に、
明治になると、有栖川家の所有するところに、更には宮内省の管轄へと移り芝離宮となっている。
東京都には大正時代に下賜され、現在は国の名勝に指定されている。
浜離宮と比べて広さでは、かなりスケールダウンしているが、ここも中心の池を築山や樹木などで囲む本格的な日本庭園だ。
大名庭園の遺構なので、本格的なのは当たり前だが・・・
池には島が浮かび橋が掛かっている。池の畔には定番の雪見灯篭が立っている。
(左)西湖の堤。中国の浙江省にある西湖の堤を模したものだという石橋だ。
(右)後北条氏の武将松田憲秀旧邸の門柱を持ってきて、茶室の柱に使ったという石柱。
“園内が一望できる景勝地”との案内板が立っている大山からの眺め。
(右)水面に映る汐留のオフィスビル群。
(左)石で表現された根府川山。石組みも日本庭園の定番だ。
(右)バックには、東京タワーや東京モノレールの浜松町駅が見える。一際高いのは世界貿易センタービル 。
(左)中島に渡ったところ。仙人が住むと言う伝説の蓬莱山を石組で表現してるらしい。
(右)池に浮かぶ浮島。
(左)海水取り入れ口跡。昔はもっと海も近く、ここも浜離宮同様に潮入の池であったらしい。