本郷通り沿いに戻り、エリアは北区西ケ原に。
駒込編の最後は旧古河邸庭園だ。
台地を利用した和洋折衷様式が特徴の庭園で、
名前の通り古河財閥ゆかりの場所である。
今の形になったのは、大正6年、三代目古河虎之助の時代で、
丘陵上の洋館と洋式庭園をジョサイア・コンドルが、
台地下の日本庭園を七代目小川治兵衛が手掛けているという。
バラのシーズンに人気化するスポットらしい。
≪Chapter of Komagome lineup≫
白山神社→本念寺→
浄土寺→小石川植物園→
円乗寺→
大円寺→駒込土物店跡→
龍光寺→
目赤不動→洞泉寺→
吉祥寺→
天祖神社→
駒込名主屋敷→富士神社→
江岸寺→六義園→妙義神社→
染井稲荷神社→西福寺
旧古河庭園
園内に入るとすぐトレードマークの洋館が見える。
設計者のJ・コンドルは、鹿鳴館を始めとする政府の建造物や岩崎家からの仕事を多く手掛けている。
東京都の庭園では、旧岩崎邸庭園にコンドル設計の洋館がある。
幾何学模様の様式庭園。フランス整形式庭園とイタリア露壇式庭園の技法を混ぜた・・・みたいなことが書いてある。
日本庭園の作者小川治兵衛は、主に京都で活躍した庭師で植治の(屋号)を持つ植木屋の七代目であるという。
この植治は、現在まで続く屋号で、当主は代々小川治兵衛の名をを受け継いでいるらしい。
(右)「大滝」。滝壺まで20mと書いてある。
台地の斜面に設けられている茶室。
池のほとりに立つ、この雪見灯篭が印象的だ。
日本庭園に付きものの石燈籠や石塔。
(右)奥の院型燈籠、なんて書いてある。
本郷通りに面した東京メトロ南北線の西ヶ原駅。
この辺りで、今回の白山・駒込編は終了。