HOME(23区)>≪小石川小石川後楽園

この小石川後楽園は、六義園と共に江戸二大庭園に数えられる名所で、代表的な大名庭園の遺構だ。
そのルーツは、江戸時代初期の水戸藩上屋敷(当初中屋敷)である。
初代頼房から二代目光圀にかけて造営され、現在、主に水戸黄門ゆかりの庭園として知られる場所だ。
その景観は、光圀のブレーン、朱舜水(明の儒学者)の影響から、中華色を強く反映しているのだという。
“後楽園"の言葉の由来と言うのは、結構お約束で、
「(士はまさに)天下の憂いに先だって憂い、天下の楽しみに後れて楽しむ」
なかなか、スマートなキャッチコピーだ。
そんな意気込みで、私有地に庭園造られてもピンとこないなんてのは・・・今の庶民感覚か・・・
ある意味、当時の、天下泰平をアピールする象徴的な存在であったかもしれない。


Chapter of Koisikawa Lineup
源覚寺善光寺慈眼院伝通院福聚院常泉院北野神社小石川後楽園礫川公園麟祥院


庭園内の各所から、東京ドームの白い屋根が見える。そんなところは土地柄だ。

小石川後楽園 小石川後楽園

(左)中国の景勝地にちなんだという「小廬山」。林羅山の命名だとか。
(右)茶室の涵徳亭。現在の建物は4代目で昭和61年に再建されたものだとか。

小廬山 涵徳亭

大堰川と通天橋


この一画は、各所に京都を意識したネーミングが施されている。
まずは、「大堰川」に架かる「渡月橋」を渡る。京都の嵐山がモチーフとなっているらしい。
正面に、赤く見えるのは「通天橋」で、やはり京都の東福寺がモデルらしい。
紅葉のシーズンともなれば、この位置からの眺めが後楽園を代表する光景となる。

小石川後楽園

「渡月橋」を渡ると道は築山へと上がるルートに繋がる。
(左)「大堰川」沿いに立っている石には「屏風岩」の立て札がある。
(右)「渡月橋」を挟んで逆側は、中国の名勝地を模したという「西湖の堤」。

屏風岩 西湖の堤

「琉球山」の立て札が立つ小山を上がってきた。往時には、やはり京を題材とした「清水観音堂」が建っていたという。
その「清水観音堂」の跡地は、「通天橋」や「大堰川」を見下ろす位置にある。

琉球山 琉球山

「琉球山」を下りて、「大堰川」の沢渡りを歩く。
この沢渡りからは、「通天橋」がよく見える。

沢渡り 通天橋

(左)沢渡りから先ほどの「渡月橋」を見たところ。
(右)小山に戻り、「小廬山」の上から見た園内。

沢渡り 小廬山

(左)「得仁堂」。光圀が、史記「伯夷列伝」に感銘を受けて、伯夷・叔斉の木像を安置したんだとか。
(右)再び、小山を下りたところにある「丸屋」。田舎の茶屋風の建物だとか。

得仁堂 丸屋

白糸の滝


少し中央の池に沿って歩く。
沢渡りから、六代藩主「水戸治保」時代に出来たと言う「白糸の滝」が見える。

白糸の滝 大泉池

円月橋


この「円月橋」も後楽園を代表するスポットだ。「朱舜水」による設計と伝わるものらしい。
水面に橋が映る様子が“円"を完成させるのだという。

円月橋 円月橋

愛宕坂


園内で一番高い山には「愛宕坂」の名が付けられている。京都の愛宕山を真似て石段が四十七段あるんだとか。
(左)「愛宕坂」から見下ろす。手前の水路は神田上水の跡で、その奥には花菖蒲田が広がる。
(右)「愛宕坂」を見上げる。今はこの石段を上がることは出来ないようだ。

愛宕坂 愛宕坂

(左)神田上水跡の水路を泳ぐ鴨の一家。
(右)「不老水」。枯れない井戸らしい。

神田上水跡 不老水

花菖蒲田


6月になるとシーズンを迎える花菖蒲田。660株あるんだとか。

花菖蒲田

花菖蒲田 花菖蒲田 花菖蒲田

梅園


水戸藩の“水戸"と言えば“梅"のイメージであるが、黄門さまも“梅"が好きだったらしい。
この梅園には20種類ほど梅があるとかで、2月にシーズンを迎える。

梅園

梅園 梅園 梅園

梅園、花菖蒲田を抜けると松原へと入る。そこからは再び池に沿って歩く。
(左)江戸時代の酒亭を再現したものだと言う「九八屋」。
(右)船着場らしい。その跡地か。

丸八屋 船着場跡

池に浮かぶ蓬莱島から張り出した石組み。

蓬莱島

内庭


小石川後楽園には、もう一つ小振りの池があり、その池を中心とした回遊式庭園は「内庭」と呼ばれる。
水戸藩邸時代に書院の庭だった場所で、唐門で仕切られた一画であったという。

内庭

池に映る東京ドームも象徴的な光景だ。

内庭 内庭

内庭を出ると、木曽川や木曽山の表示があるエリアに出る。名前からして意図は木曽路の景色の再現なのだろう。

木曽川 木曽山

大泉水と蓬莱島


ほぼ園内を一周してきて、 池(大泉水)が一番広く見える場所がこのあたりだ。
池の真ん中の岩があるところが浮島の「蓬莱島」。

大泉水 大泉水

(左)このあたり水路の流れには「竜田川」の名がある。
(中)西行堂跡だという場所にいる狛犬。

龍田川 西行堂跡

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